my(舞)ツアー・バスでお散歩~近代文化産業遺産めぐり~ 日帰りバスツアーに、いってきました!(その4)

7月5日(日)に催行されました、みらい観光・my(舞)ツアー近代文化産業遺産めぐりの旅。

お昼ご飯を済ませた一行を乗せたバスは、次の見学地、神子畑(みこばた)地区へ向かいます。神子畑の集落に入る手前の「神子畑鋳鉄橋」で、神子畑を案内して下さる現地ガイドさんと合流。まず、バスを下車して橋の見学に向かいます。鉄製としては日本で三番目に古く、鋳鉄製の橋としては日本最古の歴史を持つ橋です。

鋳鉄=「いもの」で作られた橋なんですね。この橋の上を馬が引く鉱石を乗せた荷車が渡った訳です

フランス・パリのエッフェル塔の面影?(同じ設計事務所の仕事らしく、影響を受けた可能性があるそうです)
(左)四隅のこの部分は、後年復元されたものだそうです。(右)橋を渡ることもできます。
神子畑選鉱場に向かう車内でも饒舌なガイドさんのお話がつづきます。

神子畑選鉱場跡に到着しました。その大きさ、規模が伝わりますでしょうか?

今はコンクリートの基礎部分だけが残ります。かつてはこの基礎の上に工場が立ち並んでいたのです。
現地ガイドさんは、写真や鉱物の見本も用いて案内されます。

ここにも一円電車があります。こちらの客車は一般客用だそうです。ならば明延にあった車両は?会社の社長や役所のエライ方が来られた時に使用される「特別車」なんですね。

ちなみに機関車も三菱製。さすが三菱の鉱山。

お隣には、フランス人技師「ムーセ旧宅」。元は生野銀山にあったフランス人技師(お雇い技師)の宿舎を神子畑に移築した建物です。明治5年の建築で全国的にみても古い洋館になるそうです。宮内庁の管轄だった時代があり「菊の御紋」が瓦に残ってます。

(左)明治5年に建設当時の窓ガラスが残っています。(右)菊の御紋が残る瓦

ムース旧宅を後に振り向いてみると・・・なんじゃこりゃ!UFOか?(未知との遭遇ではない)

これも選鉱場の設備のひとつ「シックナー」という構造物なのです。鉱物が混ざった液体をろ過分離する装置です(大きな漏斗をイメージしてみた下さい)

手すりの高さから、その大きさを想像してみて下さい。見上げないといけない大きさです。
奥に見えるのが先ほど見学した選鉱場跡のコンクリート基礎部分です。

最後にオープンしたばかりの、神子畑鉱石の道交流館「神選(しんせん)」を見学します。

オープンして初めての週末を迎えた訳ですね。

この交流館の目玉は、明延と神子畑の操業時の様子を模したジオラマ。なかなか精巧に出来てます。

オープンして初めての週末ということで、テレビのニュースの収録スタッフが来てました。(私たちは入れ違いで映りませんでした・・・)この日の夕方のニュースご覧になった方いらっしゃいますか?

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